<p align="right">公開日:2026-08-16
更新日:2026-08-16</p>
2026年8月10日から13日まで研究仲間3人とフィリピンに旅行をした。
その時の模様はまた改めて記事にしたいと思うのだけど、泊まったホテルのロビーに興味深いボードゲームが置いてあって、遊び方を現地の人に教えてもらい、さらに現物を日本に持ってくることができたので自分の備忘録も兼ねて記事にしておくことにした。
ではれっつご。
# スンカとはなにか
以下は[Wikipedia情報](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A9)で恐縮なのだけど、スンカ(sungka)はマンカラ(mancala)と呼ばれるゲームの一種らしい。
アフリカや中近東、東南アジアにかけて古くから遊ばれている伝統的なボードゲームだ。[^1]
**2人でプレイし、2列ごとに並んだ複数の穴に置かれた石(に類するもの。スンカの場合は貝殻)をめぐって、お互いのターンごとにプレイし、最終的にこれをたくさん持っていたほうが勝ちというゲーム**。
地域ごとに細かいルールは違うようだけど、総じて運要素が少なく簡単で誰でも楽しめるのが特徴だと思う。
ぼくが手に入れたものはこんな感じ。空港のお土産屋さんで950ペソだった。
だいたい3000円くらいかなあ。安い!
![[sungka.jpg]]
大きさはだいたい18cm×75cmくらい。
必然的に預け入れ手荷物になるのだけど、これがベルトコンベアで運ばれてくるのはシュールだったw
# スンカのルール
さて、スンカのルール。
これはあくまで現地の親切なお兄さん1人に教えてもらったものなので、フィリピン全土で普遍的なものかはわからない。
また、日本語でヒットするサイトで紹介されているルールとも違うみたい。
ただし、スンカと言えばフィリピン人はみんなわかるようだった。
## 勝利条件とゲームの準備
以下の画像の青線で囲んだところが自分の陣地。
左端の大きな穴(仮にゴールとしておく)に貝殻をためていって、**最終的に相手より多くの貝殻を手に入れたほうが勝ち**というわけだ。
反対に、枠で囲っていない箇所は相手の陣地。
![[sungka1.jpg]]
ゲームを始めるにあたって、まず自分の陣地の小さな穴(仮にポケットとしておく)7つに、7つずつ貝殻を入れておく。
ゴールは最初は空にしておく(画像では貝殻が入ってしまっているけれど)。
先攻後攻を決めるため、じゃんけんする。
ちなみにじゃんけんの手はフィリピンも日本も同じだった。
ただし、「じゃんけんぽん」にあたるところは「じゃん」「けん」という掛け声(タガログ語で別の言い方があるんだろうがわからなかった)にあわせて腕を左右に振って、「ぽん」で手をだす。
先攻後攻が決まったらゲームスタート!
## ゲームの進行
専攻は自分の7つのポケットのうちどこか好きなところから貝殻をすべて取り、取った次のポケットから時計回りに順番に1つずつ貝殻を入れていく。
一番左端のポケットの次は自分のゴールに入れ、その次は相手のポケットに入れる。
文章だとわかりにくいので動画にしてみた。もたもたしてるのは勘弁。
![[VID_20260816_202845602.mp4~2.mp4]]
で、今相手方の左側から2つめのポケットで手持ちの貝殻が尽きた。
そうしたら、今止まったポケットからまた貝殻を取り出し、同じように次のポケットに1つずつ貝殻を入れていく。
その際、**相手方のゴールには貝殻を入れない**。
動画にするとこんな感じ。
![[VID_20260816_203928194.mp4]]
このように、ポケットから貝殻を取って時計回りにポケットに貝殻を1つず入れていくのを繰り返す。
この取ったポケットの**貝殻をポケットと自分のゴールに1つずつ入れていくというのがゲームの基本**になる。
なお、**自分のゴールでちょうど貝殻が尽きた場合は、自分の好きなポケットからまた再開することができる**。
さて、この動画では自分の空のポケットで貝殻が尽きた。
このように**空のポケットで貝殻が尽きたらターン終了となり、相手に番を渡す**。
ただし、動画のように**自分のポケットで貝殻が尽きた場合は、自分のポケットに入った貝殻1つと目の前の相手のポケットと貝殻すべてを自分のゴールに入れることができる**。
![[VID_20260816_204443830.mp4]]
相手のポケットだった場合は、なにもせずにターン終了となる。
## ゲームの終了
上に書いたことを互いに繰り返し、どちらかの陣地に貝殻がなくなったらゲーム終了。
その際に自分の陣地に残っている貝殻はすべて自分のものにして良い。[^2]
自分のポケットに貝殻を7つずつ入れて、持っている貝殻をカウントする。
多く貝殻を持っていた方が勝ち!
# おわりに
文章にすると複雑そうに見えるかもしれないけれど、実際にやってみるととても簡単。
そのためか日本では知育玩具として扱われているようだ。
ボードは日本でも売っているのだけど、穴が6つでフィリピンのものとは違ったので、現地では木工で自作するかあとか思っていたけれど、空港で思いがけず出会えて良かった。
さて、以下はプレイの雑感。
ぼくはゲーム自体あまり得意なほうではないのだけど、仲間内で何度かプレイしてみて、先攻有利な感じがあった。
得意な方はプレイするとすぐわかると思うけど、先攻は一気に貝殻を貯める方法がある。
このゲームは貝殻の数をきちんとカウントしておいて相手の空のポケットを回避することと自分のポケットをたくさん空にしておくことが重要で、相手のポケットに多く溜め込んだ貝殻を一気に取ることと自分のポケットの貝殻をあまり溜め込みすぎない、そのバランスが大事なように見受けられた。
総じて先攻は最初に攻めやすく、後攻は序盤の守りが大事だろうか。
まあ、この手のゲームはガチでやるというより酒のつまみに飲みながらやって、負けたほうは貝殻の差で何かしらの罰ゲームを受ける、といった楽しみ方が楽しい気がする。
誰かうちに来て一緒にやろ!
[^1]: 由来の古いゲームというとバックギャモンが思い浮かぶ。日本ではすごろくとしてやはり古代から行われていた。スンカも含め、これらのゲームに共通するのは数を数えることだと同行した先輩研究者が言っていた。数を声に出してプレイするのが大事なのではないかと。なるほどなあ。
[^2]: この点は現地の人は何も言っていなかったので正確かはわからない。ネットの説明を参考にしつつ、自分たちでプレイしてみて、貝殻がなくなるまでゲームを続行するのは冗長だということでこのようにした。